ウィンブルドン2018観戦して:テニスという過酷な肉体労働

ウィンブルドン2018観戦して~テニスという過酷な肉体労働~
ウィンブルドン世界大会終わりましたねぇ。今年はワールドカップの季節と重なってイギリスでは観戦ムードとなっていました。
開催する1日前に訪れたロンドン、リージェントストリートのラルフ・ローレンではオフィシャルなウィンブルドン協賛企業の一つとしてちょっとしたディスプレイをしていました。
(ウインブルドンでは審判およびボールボーイ・ボールガールの制服を担当。)
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(右上の数字はスコア。このスコアでわかるように、ナダル(右)とジョコビッチ(左)は、点数的に拮抗していたのがわかります。むしろ決勝のアンダーソンよりも、スコアをみるからに、対ナダルのほうが苦戦していたのでは?と思わせる波乱の試合でした。)


BBC系列では試合をリアルタイムで放映していましたので、錦織選手の対戦、ナダル選手対ジョコビッチ選手の対戦とジョコビッチ選手対アンダーソン選手の対戦を見ました。
いやぁこれほど真剣に長い時間丁寧に試合をみたのは初めてでしたが、面白かったですね。
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セルビアジョコビッチ選手が優勝しましたね。Lucyさんはスペインのナダル選手を応援していました。)
野球の試合のように球速が表示されるのが印象的でした。(大体時速120キロくらいですね)
試合のなかで接戦だったのはジョコビッチ選手とナダル選手。長丁場で、夜11時半になっても決着がつかず、翌日午後1時から続きをした時にはリアルタイムでテレビ実況にくぎ付けになっていたLucyさんも大きなため息をつきました。二人の対戦は結局5時間15分。フルマラソン選手よりも長い時間の試合です。
(しかしBBCの解説者って面白いですね。解説の合間になんで、ナダルとジョコそれぞれの観戦にきてる彼女の紹介(コメント)までするのか、不思議でした。。日本ではしないよね仮にわかってたとしても。。)
ナダル選手VSジョコビッチ選手 ウインブルドン2018準決勝

延期になった翌日にナダル選手に勝ったジョコビッチ選手、インタビューで、延期になったとはいえ、精神的に興奮していてぐっすり眠れなかったといってました(アドレナリンで、、と本人は言ってました)。ジョコビッチ選手は結局3日連続で試合をしたわけで、その体力には脱帽です。(サーブ的中率も7割5分以上入るという精度さ。)錦織選手は相手のパワフルなサーブを受ける能力もさることながら、暑い芝コートで長時間対戦できる体力も要求される過酷なレースに打ち勝つ必要があるということですね。。

今年は世界各地で猛暑で、ロンドンも例外ではなく、雨が降らないのでBBCの国会議事堂前中継で写る芝生も真っ黄色。温度も30度は超えています。「一日のうちですべての季節がある」と伝統的に言われているイギリスの天気ですが、ここ5週間シャワーはおろか一滴もまともな雨が降らないというのは異常です。まだ湿度がないのが救いです。イギリスなのに寝苦しい夜が続くというのはおかしな話なのです。

ウインブルドンの公式サイトIBMが協賛。各選手のこまかいプロフィール、スコア分析、ビデオなど色々もりだくさんあります。今年は終了したけれど、試合分析、ショット集などチェックしたい人はこちらのサイトへ。

余談ですが、ウインブルドン、当日券もあって、前日から徹夜で並んでチケットをとることが可能です。テントなど持ち込んで徹夜の列に楽しく並ぶ人たちもいます。

*ちなみに英語では、決勝はfinalファイナル、準決勝はsemi-finalセミ・ファイナル、準準決勝はquarter-finalクオーターファイナルといいます。